あゆのすけの成長記録

私塾コースの練習記録とクロッキー予定表

アニメコース・エア受講 6月2回目「振り向き・動画」

こんにちは、あゆのすけです。
オリジナルキャラクターによる上半身の「振り向き」の動画部分が今回の課題です。

前回の課題の時も、実際に動画部分も描いて振り向きの練習をしたのですが、とにかく難しくて(正解の線の位置がわからなくて)「大変な課題だ」ということを理解するのが精いっぱいのところでした。
しかし、そんなこと言ってても上手くはならないし、とにかく手を動かして、経験を積むべし!!足りないのは、知識を活かすための経験…。

 

1.振り向きの練習
1-1 回転軸はどこ?
回転軸から離れた場所にあるパーツほど実際の距離として大きく動くので(鼻のてっぺんの方が口よりも回転軸から離れた位置にあるので動きが大きい…みたいなこと)回転軸を把握すること、そして横図をしっかり描くことはとても大切だと思いました。
最初は、頭蓋骨のちょうど中央あたりに回転軸を想定していました。鏡の前で実際に自分で何度も振り向いて観察してみたちころ、実際の振り向きでは、おそらく背骨よりちょっと内側あたりを軸に回転することが多いのかな?と思いました。なので、今回の回転軸はうなじのあたりを想定して回転させることにしました。

 

1-2 推しを題材にして苦行を乗り切れ!
アニメコースの課題用の原画で繰り返し練習しても、途中で惰性的な思考になってしまうと思ったので、手元に資料のあるアニメキャラの正面図と横図を練習用にお借りすることにしました。
進撃の巨人に出てくるモブリットさんです。彼は、髪型もほぼ線対称かつシンプル顔のパーツも突出した個性があるわけではないので、とてもこの課題の練習に向いていると思いました。何よりも、私はモブリットさんが大好きなので、どんな苦しい練習でも好きなキャラが描けるなら天国!!天国と地獄同時に味わっても乗り越えていける!と思いましたw。
原画となる正面・横の2枚は参考文献からのトレスです。ただ、動画を描く上で立体構造の整合性を取る練習のために多少原画の顔パーツの位置を変更したりしています。

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モブリットさん、ご協力ありがとうございました!

参考文献 諌山創/週刊少年マガジン編集部 監修 「進撃の巨人ANIMAION SIDE 吼」p.42 講談社(2014年)

 


2.キャラクターの3次元構造が定まってない??(顔と髪の毛の練習)
振り向きの練習をしながら前回原画として描いた正面・横図を見てみると、どうも3次元的な構造が曖昧だと気が付きました。特に顔面パーツの集まる部分の凹凸髪の毛ですね…。髪の毛についてはいろいろ考えているうちに、頭蓋骨の形の把握が曖昧なのではないか?という結論にたどり着き、最近ちょこちょこと拝見していたhideさんの動画を観ながら顔の描き方を練習することにしました。
髪の毛の描き方の解説もとても役に立ちました!

hide channel【顔と体の描き方講座】 

www.youtube.com

【髪の立体感をだすコツはコレです!】

youtu.be

そんなこんなで、キャラを動かす以前に、頭部の立体がうまく描けない問題を解決することが喫緊の課題となりまして…時間の許す限り練習してみることにしました。

 

3.課題
課題は、いきなりキャラクターで描かず、髪の毛無しのシンプル素体で原画を含む5枚の動画を描きました。この段階で動かしながら何度も確認し、違和感が少なくなったところで髪の毛や目などのディテールを加えてきました。
素体にキャラ乗せしてから改めて見直すとおかしなところに気づいたりもするので、そこでまた修正。
【気を付けたこと】
シルエット…とくに頭部の丸みの動きが不自然にならないように何度も描き直してチェックした。肩首まわりの動きも不自然にならないように。実際にフィギュアなど回転させて確認。
正中線正中線がどのように移動していくのかを把握するの大事
顔の立体感…回転軸に近いパーツと遠いパーツがちゃんとそのように動いているか気を付けた
髪の毛全体を見るのと毛束ごとの動きが不自然じゃないか、バランスに気を付ける
顔のパーツ角度によって見え方が違うので、それもスムーズかつ自然に変化しているかどうかチェック。

【気づいたこと】
各パーツの高さがバラバラにならないように水平方向のガイド線を引いて描いてはいたのですが、ほんのわずか上下にずれただけでも見た目の印象が大きく変わってしまうので、原因を一つ一つつぶしていくのが結構大変でした。顔のパーツは同じ高さのはずなのに顔が上下に振れて見える問題の修正にかなり時間がかかったのですが、髪の毛のカーブのふくらみ部分の頂点位置が違っていた…とか肩の位置が微妙に違っていたためにそう見えた…など、ほんのわずかな部分だったりするんですよね…。
そうなってしまうのは、自分自身の頭部立体に対する精度の低さが原因だな…と思いました。立体感、しっかり把握していこう!

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22.5度刻みで5枚描きました。

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提出したのはこちら!

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前回の課題練習の時(5/27/2021)に描いた振り向き(比較用)




そんなわけで…今回はプライベートでもちょっと忙しい期間だったのですが、なんとか課題を終えることができました。ただ、服を描くまでには至らず…その辺も含めて今後も定期的に振り向きの連取をしていきたいと思います。

来月は歩きです!プロコースの復習をしながら頑張りたいと思います!