こんにちは、あゆのすけです。今月は「様々な動き」です。
「投げる」「立ち上がる」「立ち幅跳び」の3つから選んで描きます。
歩く・走る以外の動きをほとんどやったことがないので、どうなることやら?!
でも、アニメやろうと思ったら、そんなこと言っていられないですよね。多種多様な動きが描けるようになるための大事な一歩と思ってがんばります!
1.どの動きにしようかな。
「投げる」「立ち上がる」「立ち幅跳び」の中から選ぶのですが、「自分の動作で参考動画を撮れそうな動き」にしたかったので、一番日常的な動きである「立ち上がる」にしてみました。
(↓自撮りを考えたとき、難しいかも…と思った理由↓)
投げる>投げ方下手くそすぎ
立ち幅跳び>アパートなので階下の人に迷惑になりそう
今まで人間の動作といえば、振り向きと歩き・走りくらいしかやったことがありませんでした。他の動きを描いてみて、軌道やタイミングの取り方がいかに大切かが身に沁みました。特に、私はまだ動きと時間の感覚が未熟なので、ここは今後しっかり身に付けていかなければいけないなと思いました。
やったこと
・解説見ながらボール投げ
・過去添削のトレスでボール投げ
・ボール投げの原画ポーズ5種類をひたすら描いて覚える
・解説見ながら立ち上がり
・過去添削のトレスで立ち上がり
・過去添削トレスで幅跳び
(自分で描いてみた動きのGIFアニメーション)
2.立ち上がりの自撮りをする
5枚の原画を描きながらなるほど…と思っていたのですが、原画の間を埋めるときの動きを考えてみたときになんだかよくわからなかったんです。つまり、立ち上がりの動作の理解度の解像度が低いことに気づいた…こんなに毎日している動作なのに無意識だと全然インプットされていないんですね。自分の立ち上がりを動画で撮って観察してみることにしました。
自撮りをしてみて思ったのは「お手本の動画のようにきびきび起き上がれない!」ということ。年齢的なことや、運動不足な日常…いろいろと反省いたしました。
3.自撮り動画を分析してみる
3-1その前に…
撮影はiPhoneで行ったんですが、フレームレートが30fps。一方、私が描こうとしているアニメーションは24fps。さぁ、どうする?!
3-2 30fpsのまま、まずはトレス
動画の長さはだいたい4秒(120コマ程度)。iPhoneの動画の全コマを画像で出力する方法がわからなかったので、まずはYoutubeに非公開動画としてUP。
その動画をコマ送りで1枚ずつスクショ…そして120枚の画像を取得。(絶対もっといい方法がある!!!)
120枚全部トレスする必要はないので、5コマに1つピックアップ(つまり6fps)、全部で25枚にしぼる。
クリスタに取り込み、写真からトレス。
3‐3 30fps(6fps)から24fps(8fps)への変換(手作業)
トレスした6fpsの動画の人体を棒人間くらいの簡単素体で抽出。
棒人間6fpsの動画の軌道や中割をメモ。それをもとに8fpsに対応する位置で棒人間素体を描きだす。
そして、そこからさらに5枚の棒人間原画の動画を作る。>課題のベースになるもの
これで、今月の課題「立ち上がる」の動画の下準備ができました。
3-4 分析
30fpsの自撮り動画から24fpsベースに変換する過程で沢山描いたので、気づきも多かったです。
「立ち上がる」とひとことで言っても、実は色んな動作の複合体であることがよくわかりました。
1)右足を曲げる
2)骨盤を右足側に傾けつつ右ひじを支えに体を起こす
3)お尻を浮かして頭部を前方へ。右手のサポートあり。(重心移動)体重を足の裏に。
4)腰を上げる
5)腕を前に出しつつバランスを取り直立の姿勢へ。
結構いろんなことをしてました!
この「動作の一つ一つを言語化する」のは、なかなか良いと思いました。
意識しないものは描けないのです。動きをしっかり理解して描くには、言語化も組み合わせると飲み込みも早くなるかもしれないな!とちょっと期待しています…。
4.課題
本来ならば…
① スタートとゴールを設定
② 軌道の決定
③ 動かすタイミング(中割り指示)の決定
という順番なのかもしれないのですが(想像&予想です)、私のような動き初心者にとっては、そもそも動きの理解の仕方もおぼつかないので、全体を見てから分類して組み立てる…というような方法になりました。
原画の1と5は課題資料を参考にしたので、アイレベルの事はあまり考えていませんでした。
後から、フィギュアで同じようなレイアウトで撮影し、アイレベルや床面の見え方を確認しました。(おそらく、アイレベルは直立の腰の位置)
次回は、2,3,4の原画を描きます。(多分その間の中割も描けたら描きたい)
がんばるぞー!!