あゆのすけの成長記録

私塾コースの練習記録とクロッキー予定表

色塗りチュートリアル模写練習

こんにちは、あゆのすけです。
色塗りの本を1冊模写し終わったので、まとめたいと思います。

色塗りの練習は3年位前から基礎からじっくりやりたいな~と思いつつ、できないでいました。今思うと、色塗りの練習をする技術的な準備が自分の中でできていなかったのかもしれません。いつ始めてもいいと思うんですけど、自分にとってのタイミングが来なかった…ということです。

クロッキーやパースの練習などしているうちに、物体を立体的に捉えるという事がだんだんとできるようになってきました。モノクロ陰影だったら、以前よりもそれっぽく立体を意識して描けるようになった気がする。色塗りで挫折するときは、いつも立体把握(どこの領域をどの色で塗ればいいのかさっぱり判断できない)の段階でした。色塗りを基礎から取り組むには今がちょうどよいころ合いかもしれない…そう思い、本棚の肥やしになっていた塗りの教本を取り出して、全部塗り模写をすることにしました。

 

使った教本
「デジタル彩色の基本 色塗りチュートリアル
パク・リノ 著
金 智恵 訳
2020年 マール社

 

ルール
・線画はトレスする(立体的に破綻していない線画を使えば塗りだけに集中できる。線画の練習は別途やる)
・色はスポイトを使わず自分の目で判断。
・平日毎日ちょっとずつやる。

3月末に初めて終わったのが6月末。3か月かけてじっくりやりました。

 

良かったこと
1)線画をトレスにしてよかった。自分の下手な模写線画に塗るよりも、絶対にいい!
そして、素晴らしい線をトレスすると、線の使い方(太さや強弱の使い分け、周り込み等)の勉強になる。(ものすごく!!!!)
2)毎日ちょこっとずつやることで、昨日やったことを今日の練習にフィードバックすることができる。

気を付けたこと
1)よくわからないとき、何がわからないのか具体的に考えながら塗る。できるだけ言語する。
2)上手くできないときは、何ができるようになれば克服できるのか、何が課題なのかを考えて言語化する。
3)ああ分かった!というようなひらめきを感じたときもなるべく言語化して反芻する。
4)どんな小さなテクニックでもいいから、普段のお絵かきにすぐに使ってみる

わかんないなーと思いながら、毎日ちょっとずつ進めていました。最初わからなくても、毎日やっているうちになんとなくわかることも出てきたりします。そういう時は「ひゃっほー!」って、心から喜ぶ(これ大事)
5)あと、あまり自分に多くの物を求めないことが大事かも。くじけちゃうんで。
1㎜でも何か積み重ねることができたら、100点満点。忘れちゃっても、もう一度やって思い出せばいいから問題なし。そんな感じのメンタリティでやっていました。くじけないようにすることは、結構大事です。

 

終わってみて
陰影で形を整えてから細部のキラキラなどを足していく…というやり方が大事ってことがわかった気がしました。陰影の部分だけで9割くら力を使う感じがいいのかな?と思います。ベースができていれば、どんな飾りもそれなりに見栄えがするかも。
あと、最終的な出来上がり予想をどれだけ精密に自分の中にイメージできるのか…ということが、作品の最終的なクウォリティを左右するんだな…ということが身に沁みました。最後の3つの課題(石のロボット、魔女、狐の子)では、最終的な到達地点は今の自分では想像すらできない領域のクウォリティでした。作品作りを意識していろんなものを見てインプットするのはとても大事だと思いました。
知らないものは描けない。本当にそれだと思います。

そして、最後、線画から自力で1枚カラーの絵を描いてみました。
この最後の1枚で、反射光は周りの環境を表現するうえでとても重要…ということを理解した感触がありました。それを自由に使いこなせるかどうかはさておき、何かわかったぞ!という実感があったのはとてもよかったと思います。

やっぱり、自分の脳内のイメージが貧弱なので、まだまだ深い色塗りはできませんが、今の自分の課題があぶり出されたので、これからもいろいろ意識しながら色塗りに取り組んでいきたいと思います!

 

練習の軌跡

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1冊まるっと終わったので、卒業制作!!!