あゆのすけの成長記録

私塾コースの練習記録とクロッキー予定表

プロ養成コース 2月2回目「部屋と人・ベッド」

こんにちは、あゆのすけです。
「部屋と人」の課題の2回目は「ベッド」です。
ネット添削も受けたし、前回の復習くらいの気持ちでやれば楽勝だろう!と思っていたのですが…これがまたなかなか…自分の中の課題が浮き彫りになったりして、大変でした!(でも課題を認識できてよかったです♪)

 


1.下準備 過去添削のリサーチ
まずは過去添削をいろいろ見て、共通の課題やレイアウトのコツのようなものを調べました。
・四角い枠に対してベッドと人物がどう配置されているか?
・アイレベルや空間パースはどうなっているか?

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過去添削の分析

・手前と奥を描き分ける(空間)
・部屋の角をしっかり押さえる>ベースとなる空間の把握
・家具などの角っこを画面上の微妙な位置に置かない
・ELは寝ている人に寄り添うように下げるとGOOD!
・フカンの場合は縦パースつくくらいがいい?(絵のテーマにも依る)
・人と家具や小物との大きさの比率を考える。(同じ空間内に立った人も描いてみる)
・背景の家具や小物でうまい具合に人に視線誘導されてたりする。

 

 

2.気づいたこと
過去添削のレイアウトを眺めていて思ったのは、「なんとなく「いいな!」と思った絵の、何がいいのかを言語化できない」ということでした。また「何を伝えたくて、そのためにどういう工夫をしているのか?」というところまで探ることができないのです。
分析をするために必要な基本(でもすごく本質的な)条件を抽出できないと、そこから先に進めません。でもこれは、何かコツを教わればすぐ解決するとか、そういう類の問題ではないと思うんですよね。レイアウトに対する語彙力が少ないのと、良いレイアウト例の自分の中の蓄積が、圧倒的に足りていないということなんだと思います。

 

レイアウトに関する私自身の今後の課題
「レイアウトの本質を言語化して具体的な分析をできるようになる」

 


3.課題の準備
3-1 テーマ
今回のテーマは「二日酔いの男性がベッドの上でだるそうに座っている」です。
何か設定やストーリーがないと、何も決められないというのは、前回の教訓です。

 

3-2 二日酔いの人のクロッキー
二日酔いのだるそうな人ってどんなポーズを取るのか、どんな風に脱力しているのか、画像を漁ってクロッキーしました。みんなだるそう…(笑)

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二日酔いクロッキー

 

3-3 レイアウト案と参考写真撮影
自分なりにあれこれ考えて「これで撮ってみよう!」と思った最初の案がこれです。

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レイアウト案

そして、採取的に「これで行く!」と決めたのがこちらの写真です。参考のために、横からの写真と真上からの写真も撮っておきました。

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参考写真

何があったのか?!
実際に撮ってみると、イメージ通りにならないな?とかおさまり的におかしいな?ってことが出てくるんですよね。いくつか案を出しておいて、撮りながら考えて決めていくのが効率的な気がします。

 

 

4.作画
まずは、だいたいの雰囲気をつかむために、写真をトレスして課題の条件の室内の絵を描き起こしてみました。

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参考写真のトレス

次に、写真を参考にパース定規を使ってアイレベルや消失点を決めていきました。写真通りにパース定規をあてたら違和感があったので、自然に感じるように調整をしました。

まずは人以外を描きます。

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部屋だけ

 

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家具やカーテンを設置

 

そして、を描きます。フィギュアでだいたいのポーズを取らせてあったのですが、関節に柔軟性のないフィギュアで脱力している人を完璧に再現するのは難しく、自分でも同じポーズを取りながら手足パーツの向きや関節の曲がり具合などを何度も確認しました。自分で実際にポーズを取ると、フィギュアに取らせていたポーズの不自然な部分に気づいたりもして、なかなか良かったです。

 

大事なのが、部屋や家具の大きさと人物の大きさの比率です。前後方向に圧縮が効いているので、この位置の人物と真横にある机などの大きさの比率は適当かを確かめました。
ベッドの高さがだいたい40㎝。キャラ表からだいたいの座高を調べて比較。そんなにおかしくない大きさでした。フィギュアで写真も撮っているので大丈夫だとは思うのですが、描いてるうちに位置を変更したり見落としていることとかもあるので、確認大事。

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大きさと位置関係の確認

そして、今回提出したのがこちらです。

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提出したー!!!


果たしてこれでいいのか…確信が持てないでいるのですが…教えてもらったことでできることはだいたいやったと思います。ちょっと気になっているのが、置くと手前でディテール度合いを変えて描き分ける…ということがお留守になっていたことです。手前に物があんまりないから仕方ないかな。次の機会に気を付けてみようと思います!

 

5.今回難しく感じたところ
給水塔の時にやった、「まず主要な要素でおさまりを考える」ということがなかなかできませんでした。なぜか??
>課題の設定の情報量が多いので、そこに気が行ってしまう。
細部に目が行き過ぎ?
まだまだ表面的に物事を見ているのだな…ということがわかりました。
でも、どうやったら表面的なことから距離を置けるのかは、まだよくわからりません。

・大きくシンプル捉えること
・大きくシンプルに捉えたことと、実際の複雑な情報との関連性を理解できるようになる

この二つが大事なのかなー?と現段階では考えています。

誰かのレイアウトを分析するときも、自分自身でレイアウトするときも、「レイアウトの本質」という部分が課題になることが分かったので、これから先じっくり取り組んでいきたいと思います。

 

来月はいよいよ最後の月です!あとふたつ、がんばりまーす!!