あゆのすけの成長記録

私塾コースの練習記録とクロッキー予定表

基礎コース2月第3週目(好きなキャラ+好きな場所:自由)

こんにちは!あゆのすけです!!

今週の課題は「好きなキャラ+好きな場所(自由)」です。
以前にちょろっと描いた落書きがありまして、それをきちんと描いてみることにしました。
好きなキャラ(メイン)はハンジさんとモブリット。そして場所は水族館です。


1.参考写真を撮る。
元の絵はこちらです。

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うわっ!なんか恥ずかしいな、これ!!



湾曲型の大型水槽の魚サイドにダイバー姿のハンジさん。そして展示通路側にモブリットがいます。自撮りは不可能なので、工作して水族館の空間を再現したいと思います。


1-1.寸法
参考にした水族館&水槽は、サンシャイン水族館のサンシャインラグーン。
水槽は短軸9.6m、長軸12m、高さ2.4mの楕円柱のようです。
通路は幅3~4mくらいとしました。(よくわからないけど)
人間の身長は170㎝前後。

これを持っているフィギュアをもとに再現しようとすると、
水槽の長軸が1m程度になってしまうことがわかりました。半分にしても50㎝…作るにはちょっと大きすぎるので、その半分の縮尺で作ることにしました。
この場合、フィギュアは使えないので、半分サイズの簡易フィギュアを紙工作で作ることにしました。モブに関してはレゴブロックで代用。


1-2.工作
フィギュアの身長は7.5cm。これを2体作ります。

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1/2フィギュアくんの展開図。

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完成した1/2フィギュア君


水槽の曲面は、楕円軌道上に竹串を垂直に立てて代用。竹串は練り消しで固定、水平器や垂らした糸などで垂直確認(でも結構適当…)絵の中の1m相当の位置にペンでマークをつけてあります。

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水槽はこんな感じで。

 

1-3.撮影セッティング
撮影セッティングはこんな感じです。

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使えるものは何でも使う!手作り感満載な撮影現場。


前回の反省を活かし、カメラの向きは窓と反対側にしてあります。ローテーブルで壁の垂直を出し、壁の位置調整用に広辞苑ティッシュ箱を使っています。
水槽の中で浮かんでいるハンジさんは、上から紐で吊るしました。
カメラの位置を移動させる予定だったので、基準一にテープ。移動距離がわかるように、1㎝グリッドのついた半透明カッティングボードをカメラの下に敷いています。カメラの前後移動は、このボードごと行いました。

 

1-4.カメラ位置
事前にアニメ私塾のレイアウトに関する動画を観ていたので、今回は1点透視図法になるよう、部屋の天井と壁の角のラインは水平になるように設定しました。消失点は、メインキャラ二人の間ぐらいになっています。

カメラの傾きは、水平になるように水準器を使って調整しました。

カメラの垂直方向の高さ(アイレベル)は高いものと低いもの2種類試して、描きやすさの観点から低い方を採用しました。

カメラの前後方向の位置(カメラ距離)は、5㎝くらいずつ動かして4種類取り、一番近いもの(一番下の写真)を採用しました。

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メインキャラのサイズを合わせて4種類。レゴモブの大きさが違うのわかります?

 

1-5.モブの位置など
中央のメインキャラ二人を引き立たせるために、フレームを覗きながらモブの位置も調整しました。
また、最初は親子連れ2組がモブだったのですが、その真ん中で男女がランデブーしてるのは絵的にちょっとな…と思い、後ろの二人組を男女カップルに変更しました。

 

1-6.撮影中の確認作業
写真を1枚とる毎にパソコンに取り込み、レイアウトをみながら次の撮影での修正点や変更点を確認しました。


2.作画作業
2-1.レイアウト
写真を元に、空間をエリア分けし、人物もざっくり書き込みます。
これでおかしな点がないか確認。

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画面のエリア分け。参考写真と重ねてあります。

これを元にざっくり下書きしたのがこれ。

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そして、手を合わせる二人に変更…。

 

2-2.水族館の修正
オリジナルは楕円柱の水槽ですが、その微妙な楕円具合をきちんと描くだけの技術が自分には無いことを悟り、潔く正円の円柱に切り替えました。
また、奥方向の通路が狭く感じたので、壁の位置も修正しました。

この作業は、パース定規を使って行いました。
円筒は3D素材を使えば一発だと思うのですが、取り扱いに四苦八苦したためパース定規に合わせて円を描くことにしました。

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空間のアタリ。なぜ湾曲水槽にしてしまったんだ…涙


2-3.人物を描く
人物を描くのはだいぶ慣れてはきたのですが、レイアウトとかパースとか他の事で頭がいっぱいだったせいか、気付いたら人物が6頭身になっていました…7頭身くらいで描きたかったのに。油断せずに、最初から頭身確認すべきですね。

今回特に苦労したのは足元です。靴難しい!!周り込みがおかしい!!地面に立ってる感じがしない!!!これは今後も課題です…。

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足元難しい!


2-4.魚を描く
ちゃんと描く魚と、参考資料からトレスするモブ魚と二つに分けて作業をしました。ちゃんとした魚は最初直方体で近似して、その中に魚を描きました。
エイは最初私の中のエイっぽい何かを描いたのですが、ちゃんと描こう…と思い、マダラトビエイを参考に描きなおしました。大分違っていたので、調べて描くのって大事ですね。


3.完成だっ!!
このような作業の末に出来上がったのがこちらです!!!

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完成した…っ!!



4.レイアウトについて思う事。
絵をお料理で例えるのなら、「レイアウト」って「お皿とその配置」みたいなものなのかな?と思いました。キャラクターとか「実際に描き込むモチーフ」は「お料理」です。つまり、何が言いたいかっていうと、お料理がどんなに上手でも、皿が料理とマッチしていなかったり、配膳がグチャグチャだったりすると、ちっともおいしそうに見えないし食べにくいし、食べる人に料理の魅力がきちんと伝わらない。
逆に言えば…皿の選定とお皿の配置が素晴らしければ、多少アレな料理でも、そこそこ気持ちよく食べてもらえるのでは??という事です。
だから、お料理(作画の技術)とお皿選び+配置(レイアウト)のどっちかだけが飛びぬけて上手でも、伝えたいことは上手く伝わらないのかな。バランスが大事なんでしょうね。

もっと素敵な絵が描けるようになるように、レイアウトがんばりたいです!