こんにちは、あゆのすけです。
2020年最初の1か月もあっという間に終わってしまいそうです。
さて、1月最後の課題は「好きなキャラ+好きなモノ(大きさ自由)」です。今回は、椅子に座って「わーい\(^o^)/」ってしてる十四松を描くことにしました。
今月は一貫して「自撮り参考写真>4頭身変換」の方法で課題に取り組んでいます。1回目の課題の時に、ベンチに座る4頭身キャラを描いたところ、ベンチのサイズをどうしたらよいかわからず、上手くキャラと合わせられませんでした。特に椅子は人間の手足の長さと関係するので、単純に身長に合わせたり、見栄えするように適当に倍率を変えるというわけにはいきません。体と接触して使うものの難しさを痛感したのが今週の課題でした…。
今回は、途中いろんな方からアドヴァイスをいだたき、煮詰まっていた時にとても助けられました。この場を借りてお礼申し上げます!本当にありがとうございました。
1.自撮りする
自撮りするときの課題の一つに「演技力」があります。男性キャラなら男性になり切って、女子高生キャラなら女子高生になりきって…という具合です。今回は「十四松」なので「十四松になりきって」…?!?!
私は十四松大好きだしキャラもそれなりに理解しているつもりですが、これはハードルが高い。十四松になり切るのだったら、アニメ視聴(「十四松祭」は必見)と自身のキャラづくりも含めて1週間程度の準備期間が必要だったな…と思いました。実際には数分…(汗)
十四松を思い出しつつ、動画でいくつか十四松っぽいポーズを自撮りしました。参考のために、単純な立ちポーズと椅子のみのカットも撮りました。
今回は、床のグリッドの目安になるといいなと思って、床に1メートル間隔でストールや縄跳びのヒモを置いてみました。結論としては、よくわからない…。でも、こういう工夫はあるといいかも。
2.ポーズを選ぶ
自分でポーズをしてる時には、どのポーズが一番十四松っぽいか判断がつかなかったので、椅子に座った3ポーズの中から検討することに。頭身の基準として立ちポーズも用意しました。
私としてはうーん!どれもかわいい!!と思いましたが、シルエットのバランスと十四松の天真爛漫さが一番出ていそうな「2番目・両手ばんざい」を採用することにしました。
3.キャラを描くときに気をつけたこと
・椅子とのキャラとの接地面。お尻が椅子にちゃんと乗っかってるように接しているところは直線ぽく、それ以外の場所は周り込みを気をつけました。
・画面に対して足のむいている角度が違うので、特に圧縮がかかっている足は不自然にならないように気を使いました。半ズボンの裾や靴下の上端、かかとの位置などはパース定規を使って大きくズレていないかを確認しました。
背景となる窓のある室内を描くために、クリスタのパース定規機能を使いました。スマホのカメラから被写体までの距離は3.5mほどですが、レンズのゆがみも若干あるようです。
最初、2点透視のパース定規を試してみましたが、高さ方向にもパースがかかっているようだったので、3点透視のパース定規で合わせてみたところ、よりフィットしたのでこちらを採用しました。
水平方向の線でずれが出ないように気をつけながら、パース定規を使いつつ写真を下敷きに室内を描きました。
5.椅子の調整
ここからが今回の難しいところです。
5-1.椅子とキャラ
4頭身にするにあたり、実際の人間よりも頭を大きく、首から下を小さくしています。椅子の寸法は足の長さと関係が深いので、4頭身キャラの足の長さに対して不自然にならないように縮小方向で調整しました。
◆椅子に対してキャラが大きい?(椅子が小さい?)問題
椅子が若干小さく見えたので、背もたれの高さを少し高く調整しましたが、それだけではキャラが大きく見える問題が解決しませんでした。
次にキャラを少しだけ縮小してみたところ、頭が若干大きいような違和感を持ちました。
ここで、いろんな方がらアドバイスをいただきました!まとめると…
・頭部と他の体の部位(主に足)のデフォルメ具合が統一されていないために頭部が大きく見えるのでは?
(リアルな体の表現>実物の頭身に人間の視覚の認知が引きずられる?つまり、小さい頭部を脳が想定するのでより頭が大きく見えてしまうのかも?!)
【やったこと】主に足の凹凸を無くしより公式に近いまっすぐなデフォルメされた足に。
・背景空間にパースがかかっているので、キャラの体も奥行き方向の位置に合わせてパースを効かせればよいのでは?
【やったこと】窓枠のパースのかかり具合を参考に、「自由変形」でキャラを変形。奥(頭と腕)を小さく、手前(足)を大きく。
5-2.椅子と背景
キャラのレイヤーを非表示にして、椅子と背景の大小関係もチェックしました。不自然に大きすぎたり小さすぎたりしていないかの確認です。
また、4本の脚の床への接地線の向きもとても大事で、椅子に合わせたパース定規を用意して(椅子を部屋に対して斜めに配置していた)不自然にならないように線を引きました。
ちなみに、この椅子の4本の脚の配置は台形(背もたれ側が短辺、前方向が長辺)になっているので、足元を適当に描くとパースをないがしろにして描いて失敗したように見えてしまいます。足元の線は短いですけど角度がとても重要でした。
6.清書
そんな感じで、やっとこさ出来上がったのがこちらでーす!!
7.余談:背景の謎
ある方から「右側の壁の窓枠より左側の壁の窓枠の方が幅が狭い気がする」と声をかけていただきました。まさか?!と思い、パース定規の床面に平行な面のグリッドを使ってサイズ(マス目数)を比べてみました。
右側の窓枠の幅が約7.5マスなのに対して左側の窓枠の幅が6.5マス。15%も違う?!縦方向にはそのような違いはみられませんでした。
ちなみに実物の窓枠のサイズはすべて同じでした。(一応確認した!)
<原因を考えてみる>
・カメラ~被写体の距離の違いによるゆがみ?>だったら同じ面の奥と手前でサイズ変わってくるよね?
・レンズのゆがみ?>これも画面中央付近と端っこで差が出てくる問題。
・パース定規のグリッドが正方形でない。>さすがにありえない?!
・パース定規の合わせ方が甘い>一番可能性高そうだけど、パース線と写真のズレ具合から考えて15%もずれるのは考えにくい。
窓枠の端っこが、窓の明るさでサチっている(明るい部分がにじんでいる)ので、窓枠がはっきり写る条件でもう一度撮影して検討してみたいと思います。
来月2月は背景有りの課題です!
1月に試したことを活かしながら来月もがんばりまーす\(^o^)/